車中泊で襲われた事例はある?道の駅で女子や子供が注意することは?
この記事では、車中泊で襲われた事例はあるのかどうかや、道の駅の車中泊で女子や子供が注意したほうがよいことについてご紹介します。
2022年には、キャンプ場でテント泊していた女性が、男性に襲われそうになったり、酔った男性から執拗につきまとわれたという事件が話題になりました。
連日ニュースになっていたので、みなさん記憶に新しいのではないでしょうか?
道の駅での車中泊はテント泊同様に注意が必要です。
そこで今回は、
- 車中泊で襲われた事例はあるのか?
- 道の駅の車中泊で女子や子供が注意することは?
について解説します。
車中泊にはどんな危険があるかを把握し、事前に安全対策することで、リスク回避しましょう。
Contents
車中泊で襲われた事例はある?
※道の駅によっては誰もいないこともある
僕自身は、今のところ車中泊で危ない目に遭ったことはありません。
※バイクに乗った若い人や遅い時間までたむろしてるケースは2回ほど遭遇しました。
その辺の話は後述するとして、先に車中泊で襲われた事例から紹介したいと思います。
毎年多数の被害報告が上がっているのが現状です。
まずは、車中泊で女性が襲われた事例や車上荒らしの被害にあった事例を紹介します。
被害に遭わないための注意点も合わせてお伝えしますので参考にしてみてくださいね。
車中泊で女性が襲われた事例
2022年、滋賀県のコンビニ駐車場で仮眠をとっていた女性が襲われた事件が発生。
無施錠のドアを開け、無理やり自分の車に監禁、車内で押さえつけるなどして乱暴した疑いで容疑者の男が逮捕されました。
2012年には、兵庫県のサービスエリア内で仮眠中の女性が襲われた事件が発生。
「お茶でも飲まないか?」と声をかけ、無施錠のドアを開けて無理やりわいせつ行為をしたとして容疑者の男が逮捕されました。
この2つの事件で共通しているのは、車のドアが無施錠だったこと。
被害に遭わないために、車のドアは必ず施錠するようにしましょう!
また、施錠をしっかりしていても、車に乗り下りする際に、襲われる可能性もあります。
車に乗る際は、背後に不審な人がいないか、周りをよく確認することも大切です。
ここで紹介したのは一例で、実際には車中泊で女性が狙われる事件はたくさん起こっています。
自分は大丈夫と過信せず、適切な対策をしましょう。
車中泊で窃盗被害にあった事例
昨夜、車中泊中に車上荒らしにあいかけた。
— yamagchi (@gyama67) July 4, 2021
写真のように少し後ろ開けたまま寝てた。
とりあえず被害無し。
今後気をつけなくては! pic.twitter.com/aL5TzTKvof
2024年、6道府県で車上荒らしなどを重ねていた無職の男が和歌山県警に逮捕されました。
公園の駐車場などに駐車していた車の窓ガラスを割り、車内にあった現金や部品を盗むなど、28件の窃盗を繰り返し、被害総額は135万円でした。
2023年には、8道府県で車上荒らしなどを重ねていた無職の男が兵庫県警に逮捕されました。
深夜に、車の窓ガラスを割ってゴルフバッグや現金の入ったかばんを盗むなど、130件の窃盗を繰り返し、被害総額は1270万でした。
車上荒らしは常習犯が多く、目を離した一瞬の隙を狙っています!
車中泊の際は、トイレなどで数分だけ車を離れる時も、必ず車の施錠をすることや金品を車に置かないこと、カーテンなどで車内を外から見えないように目隠しするなどの対策をしましょう。
2022年には、車上荒らし・車の盗難は年間4万件もの被害が発生しています。
警視庁のホームページにて、車上荒らしの被害で盗まれたものが発表されていました。
- 1位:金品(財布・カード・ETCカードなど)約38%
- 2位:カーナビなどのアクセサリー類約20%
- 3位:タイヤホイール 約9%
また、車上荒らしの被害に遭った人の内、車の施錠をしていなかった人は約23%もいたそうです。
必ず施錠することはもちろん、金品を車内の見えるところに置かないように注意しましょう!
道の駅の車中泊で女子や子供が注意することは?
車中泊に関しては今回、初めてちょっと怖いことがあった。
— タナさん (@tabi_tanasan) October 28, 2023
基本的に女性の一人旅はリスクを多く背負っているので、危機管理には気をつけている。
今回も警戒してたおかげで何事もなかったが、もし気が付かなければ危なかったかもしれない。旅を楽しむ為にも、今後も気を抜かずに行こうと思った。 pic.twitter.com/6RHSJuStPG
道の駅で車中泊する際には、女子や子供は性被害に遭うリスクがあるため、特に注意が必要です。
ここでは、女性や子供が車中泊する際の注意点を、
- 車に関する注意点
- 行動に関する注意点
- 行く前に情報集めは必須
と3つに分けてご紹介します。
被害に遭う可能性をできるだけ低くし、安心して車中泊を楽しめる環境作りをしましょう。
①車に関する注意点
※夜間も明るい道の駅を選ぶのがポイント
フロントはサンシェード
— kuriputo (@kuriputo1) December 14, 2023
運転席と助手席とリアはマグネット遮光カーテン
リアの両サイドはレール式の遮光カーテン
これで車中泊の目隠しは完璧👍
後は就寝用のマットレスかな?😁 pic.twitter.com/JuwO5jaeZS
車に関する注意点は3つあります。
- 必ず車のドアを施錠をすること
- 目隠しカーテンを設置すること
- パステルカラーなど女性が好みそうな車色は目立つ!
1つ目は、必ず車のドアを施錠すること。
前途のとおり、車のドアが無施錠だったために、被害に遭われた方が多くいらっしゃいます。
車から数分だけ離れる時や車に乗っている時も必ず全ての車のドアを施錠すること、特に就寝前は、二重三重に施錠を確認するようにしましょう。
2つ目は、目隠しカーテンを設置すること。
何人乗っているのか、寝ているのかどうかなど、車内の様子が外から分からない状態にすることで、防犯効果がぐっと上がります。
目隠しカーテンはフロントガラスやサイドなど全ての窓ガラスに取付けましょう。
カーテンは防犯対策以外でも、防寒や断熱効果、遮光性の高いものを選べば、外の光を気にせず眠ることができるので必須アイテムです!
3つ目は、パステルカラーなど女性が好みそうな車色を選ばないこと。
女性一人での車中泊する場合、周囲にひとりであることが気付かれないようにすることが大切です。
車の色も判断材料の一つになるので、注意しましょう。
見てる人は見てるからね!見知らぬ土地では特に用心してね!
女性1人だと声をかけやすいのもある!
これは実際に僕の体験談なんですが、道の駅でキャンピングカーの運転席にカミさんが乗ってると、よく声をかけられますね。
僕がトイレに行ってる間に、オジサンが寄ってきて「この車いくらするんだい?」みたいな質問(笑)
けっこう、この手の質問が多いですね…。話しかける切り口なのかな??
で、僕が戻ってくるとオジサンは離れていきます。
やっぱり男の人の気配がするか?しないか?で寄ってくる率も変わってくるんだと思います。
あと、男物の服なんかあると寄ってこないのもありますね。
なので、女性のソロ車中泊やソロキャンなんかは、男物の服なんか見えるところに置いておくだけでも抑止力になるかと!
お父さんの服とか借りて、わざと見えるところに置いておくのもアリだよね!
②行動に関する注意点は?
何日も車中泊をして危険を感じた事。
— ベル🔔|カブ主キャンパー🏕 (@beru900r) June 16, 2023
・道の駅でリアゲートを開けると「色んな人が見てる👀&話しかけたそうにしている🤐」
・夜に身の危険を感じるような事が起きても急発進して逃げる事は出来ない🚗
・夜中にノックしてくる人がいる&夜中のトイレでLGBT的な人が待機していた。#車中泊 pic.twitter.com/nOFffrYOzx
行動に関する注意点は3つあります。
- トイレにひとりで行かない
- 車中泊の場所選びに注意する
- リアルタイムでSNS投稿しない
1つ目は、トイレにひとりで行かないこと
女性や子供の一人行動は狙われやすい傾向にあります。
※カミさんのトイレには必ず同行
特に、夜間など人目が少ない時間帯にトイレに行くときは、同行者に男性がいれば付いてきてもらうなど、なるべく連れ立っていくようにしましょう。
また、何かあったときに連絡できるよに、スマホは常に持ち歩くことをおすすめします。
2つ目は、車中泊の場所選びに注意すること。
特に、女性一人で車中泊している場合、夜間トイレにひとりで行くことはリスクが伴います。
車中泊の場所は、人通りの多い場所や明るくて安全な場所、防犯カメラが設置されている場所を選ぶことが大切です。
24時間営業の施設や道の駅、サービスエリアを選ぶのをおすすめします。
念のために携帯トイレも常備しておくと安心です。
災害時にも使用できるのであって損なし!
3つ目は、リアルタイムでSNS投稿しないこと。
SNSにリアルタイムで投稿することは、窃盗やわいせつ目的で狙われる可能性があります。
「今から○○で車中泊」といった文章投稿や、女性一人で車中泊しているのが分かる写真投稿はしないようにしましょう。
現地を離れてから投稿すること、SNSに閲覧制限をかけて不特定多数の人が見れないようにするなどの対策が必要です。
③行く前には最新の情報収集を!
※道の駅によっては眩しすぎる場所も
ネットで情報収集をする際の注意点として、情報が古い場合がありますので気をつけなくてはいけません。
検索して1番目にあるからと言って、それが最新の情報でない場合があります。
なので、その記事の投稿した日付を確認するのがおすすめです!
ちなみに僕は、車中泊したての頃は…
- 行ったらトイレが使えなかった(工事)
- 道の駅がリニューアル工事中
- イベントの前日で駐車場がいっぱい
- 近くでお祭りがあって規制されていた
ろくに調べもせずに失敗したことが多々ありましたので、今では最新情報を得るようにしています(笑)
着いてからアタフタして、急いで別の道の駅に向かった事は何度もあります…。
人も怖いが野生動物も怖い!
※最近できたばかりの道の駅は夜でも明るい
他にも、夜間の駐車場は明るいのか?暗いのか?は大事なポイントになります。
これまで訪れた道の駅を振り返ってみても、割と最近できた道の駅やリニューアルした道の駅は、夜間でも防犯上の観点から明るい場所が多いです。
これも道の駅によってなんですが、朝までギラギラ明るい道の駅もあれば、22:00位になったら駅舎側だけ点灯する道の駅など色々あるんだよね。
これは僕の体験談なんですが、古い道の駅で、山の中とかにある場所は避けた方がいいかも。
理由は、人も怖いですが、動物も怖いから!
※道の駅裏磐梯の様子(トイレ前のみ街灯)
僕が一番恐怖したのは、間近で聞こえた熊の鳴き声でしたね(笑)
夜にトイレに行って熊の鳴き声を聞いた時はビビりました!
なので、古くて人里離れた道の駅で車中泊する際は、野生動物にも注意しなくてはいけません。
最近は夏でも熊の目撃情報がありますからね…油断は禁物です!
まとめ
この記事では、車中泊で襲われた事例はあるのかどうかや、道の駅の車中泊で女子や子供が注意したほうがよいことについてご紹介しました。
まとめると、
- 車中泊で襲われた事例はあるのか?
→車中泊で女性が襲われたり、車上荒らしの被害にあった事例は多数ある! - 道の駅の車中泊で女子や子供が注意することは?
→車に関する注意点
(必ず施錠する、目隠しの設置、車の色選びにも注意する)
→行動に関する注意点
(一人でトイレにいかない、人通りの多い明るい場所を選ぶ、SNS投稿しない)
となります。
少し怖がらせてしまったかもしれませんが、車中泊には前途のようなリスクがあることは事実です。
車中泊をする際には、安全を一番に考えて行動しましょう。
この記事を参考に、安全対策をしっかりして車中泊を楽しんでくださいね。