アラジンストーブは暖かくない?実際にキャンプで使った感想をレビュー!

momoko
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今回は、美しい青い炎に癒される「アラジンのブルーフレームヒーター」をご紹介します。(以下、アラジンストーブ)

アラジンストーブは、1930年代にイギリスで生まれた、部屋の空気を対流させて温める暖房器具です。

ムッタ
ムッタ

「電源不要で外にも持ち出し可能なので、キャンプの暖房としても人気!!」

私も、自宅でもキャンプ場でも使える点に惹かれて購入しました。

購入してから3年程経ったので、実際に使ってみた感想も含めてレビューしていきたいと思います。

この記事では、

ポイント
  • アラジンストーブは暖かくない?
  • 実際のキャンプで使った感想をレビュー

をご紹介します。

ネットで検索すると「アラジンストーブは暖かくない」というコメントも。

実際のところどうなのか、他製品と比較した燃費やお湯を沸かすのにどのくらい時間がかかるのかなど、詳しくレビューしていきます!

【アラジンストーブ】暖かくない?

アラジン ストーブ

気になるアラジンストーブの暖かさは、10畳の部屋や5人用のテントくらいの広さなら十分暖かいです!

ただし、対流式の為、部屋が暖まるまで時間がかかります。

また、他社製品と比べて燃費が悪く、着火やメンテナンスに手間がかかるのがデメリットです。

アラジンストーブについて、他社製品と燃費を比較してみた結果や、燃焼時間や匂いについても解説します。

基本的なスペックは下記参照↓

製品名ブルーフレームヒーター
サイズ高さ(551)×奥行き(405)×幅(388)
品番BF3911(G)(W)/BF3912(K)
カラーグリーン / ホワイト / ブラック
使用燃料灯油(JIS1号灯油)
発熱量・暖房出力2.68kW / h(2500kcal / h)
本体重量8.5kg(タンク空時)
タンク容量(消費量)4.1L(0.26ℓ / h)
連続燃焼時間15時間
付属品収納カバー、しんクリーナー

燃費について比較調査!

アラジンストーブについてネットで検索すると、燃費が悪いというコメントがちらほら。

燃費について、下記2点のストーブと比較してみました。

アラジン ストーブ

出典元:TOYOTOMI

①トヨトミのレインボーストーブ(RL-25N-G)
アラジンと同じく対流式の暖房器具。虹色に光る炎が特徴。

アラジン ストーブ

出典元:Dainichi

②ダイニチの石油ファンヒーター(FW-25S4-S)
コンセントが必要なタイプの暖房器具。35秒で着火し、すぐに部屋が温まるのが特徴。

種類アラジントヨトミダイニチ
対応畳数7~10畳7~9畳7~9畳
暖房出力(kW)2.682.5 2.50~0.68
燃料消費量(ℓ/ h)0.260.243 0.243~0.066
燃焼継続時間15時間20.2~40.2 14.4~53.0

比較してみると、暖房出力や1時間あたりの燃料消費量はさほど違いがありませんでした。

ただし、アラジンストーブは火力が調節できないのに対し、トヨトミとダイニチのストーブは火力調整が可能です。

常時最大火力で使用することはあまりないので、その点、トヨトミやダイニチのストーブの方が燃費がよいと言えるでしょう。

また、着火方法に関しては、アラジンはライターなどで着火し、炎が安定するまで少し時間がかかりますが、トヨトミはつまみを回すだけで着火、ダイニチはボタンを押せば着火し、部屋もすぐに暖まります。

上記の理由から、燃費の良さで順位をつけると、

燃費の良さランキング
  • 1位:ダイニチ石油ファンヒーター
  • 2位:トヨトミレインボーストーブ
  • 3位:アラジンブルーフレームヒーター

となります!

ムッタ
ムッタ

口コミ通り、アラジンストーブはあまり燃費がよいとは言えないですね。

ちなみに、私は10畳のリビングや5人用のテントでアラジンストーブを使用していますが、充分に暖かいです。

外気温が5℃くらいの場合、30分程経てばテント内の気温は18℃まで上がりました。

また、アラジンストーブは、着火の手間がかかり、部屋が温まるまでに時間もかかるので、1時間後には家を出なくてはいけないような忙しい朝に使うのはあまりおすすめしません。

キャンプや、時間に余裕がある休日、リラックスタイムなど、青い炎をぼんやりと眺めながら過ごしたい時に使うのがおすすめです。

燃焼時間、匂いについて解説!

アラジン ストーブ

アラジンストーブは、灯油満量時(4.1ℓ)で15時間の継続燃焼が可能です。

ムッタ
ムッタ

以前、2泊3日の冬キャンに、アラジンストーブを持っていきましたが、灯油がなくなることもなく活躍してくれました♪

前途の他社製品と比べると継続燃焼時間は短めですが、特に不便を感じたことはありません。

また、アラジンストーブは、灯油特有の匂いはするものの、他の石油ストーブと比べて嫌な匂いがしないのが特徴です。

アラジンストーブの一番の特徴と言えば、青い炎。

この青い炎は充分な酸素が供給され、よい燃焼状態になっている証拠でもあるそうです。

不純物が残らずしっかりと燃焼することで、二酸化炭素の排出が抑えられ、匂いがしにくくなるとか。

ただし、メンテナンスを怠ると、不完全燃焼を起こし、嫌な匂いがする場合があります。

アラジン ストーブ

週に一回は付属のしんクリーナーでしんを掃除したり、埃を掃うなどメンテナンスが必要です。

また、しんの劣化により匂いが発生することもあるので、使用頻度にもよりますが、2年に1度くらいのペースでしんを交換することが推奨されています。

ムッタ
ムッタ

定期的にメンテナンスして、長く愛用していきたいですね。

【アラジンストーブ】実際にキャンプで使った感想をレビュー!

アラジンストーブを購入して約3年。

キャンプでの寒さは死活問題なので、肌寒い季節にはお守りとして必ずアラジンストーブを車に積んでいます。

ムッタ
ムッタ

ダウンコートを着ていても寒いような日でも、テント内でアラジンストーブを使えば、パーカー1枚で快適に過ごせますよ♪

テント内でアラジンストーブを使う際の注意点や、やかんでお湯を沸かすのに何分かかるのか、壊れやすさについてもレビューしていきます。

テント内でも使えるが注意が必要!

テント内での使用は、メーカー非推奨です。

石油ストーブは燃焼時に酸素を消費するため、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。

一酸化炭素(CO)は毒性が強いうえ、「無色・無臭」。気づかないうちに頭痛・吐き気・耳鳴りなどの中毒症状を起こし、重症になると死に至る場合もあります。

テント内で使用する際は、下記の3点に注意しましょう。

注意点
  • 必ず換気しながら使用すること
  • 一酸化炭素チェッカーを使用すること
  • 寝る時は石油ストーブを消すこと

まずは、必ず換気しながら使用すること。

テント内の2か所を換気用に開けて、空気の通り道を確保しましょう。

アラジン ストーブ

出典元:DOD

また、空間内の一酸化炭素濃度を確認できる一酸化炭素チェッカーを常備すること。

一定の一酸化炭素濃度になると音が鳴り、危険を知らせてくれるグッズで、安いものだとネットで1500円程で販売されています。

ムッタ
ムッタ

一酸化炭素は「無色・無臭」で気づきずらいので、1~2つ持っておくと安心です。

さらに、寝る時は石油ストーブを消すこと。

就寝時に石油ストーブを付けたままにすると、一酸化炭素中毒や火災の恐れがあります。

寒い場合は、寝袋や服装を暖かいものにしたり、電気毛布をつかうなどして暖をとりましょう。

やかんでお湯を沸かすのに15分かかる!

アラジン ストーブ

アラジンストーブは、上部にやかんを置いて、お湯を沸かすことができます。

どのくらいでお湯を沸かすことができるのか、気温25℃・常温の水・水の量350mlの条件で試してみたところ、15分で沸きました!

ちなみに、同じ条件で家のガスコンロでもお湯を沸かしてみたら、かかった時間は4分。

ムッタ
ムッタ

「圧倒的に、ガスコンロで沸かした方が早い!」

ただ、お湯を沸かすためだけにアラジンストーブを使うことはないので、部屋を温めるついでにお湯も沸かせると考えれば悪くない機能です。

アラジン ストーブ

私が家やキャンプ場でアラジンストーブを使う時は、やかんにたっぷりの水を入れて、アラジンストーブの上に置きます。

そうしておくと、いつでも暖かい飲み物が飲めるし、やかんから出る蒸気で部屋の湿度が上がるので加湿器いらず!

また、お湯を沸かすだけでなく、焼き餅や焼きいも、鍋を置けば長時間の煮込み料理も可能で便利です。

壊れやすさや、今までに故障した箇所について

私がアラジンストーブを購入してから3年程経ちますが、まだ壊れたことはありません。

ただ、メンテナンスを怠ると、炎が安定せず赤い炎になってしまったり、点火や消火時に煤臭く感じることも。

その時は、しんクリーナーで掃除して、埃を掃えば解決されました!

アラジンストーブは発売されて90年以上経ちますが、発売当初から部品や構造がほとんど変わっていないことも特徴の一つです。

年代物のアラジンストーブでも、部品を交換すれば使用できることが多いので、親子三世代で1つのアラジンストーブを使い続けているという方もいます。

ムッタ
ムッタ

電気ストーブやエアコンと比べると、手入れに手間はかかりますが、部品交換と修理で一生使える製品です♪

アラジン ストーブ

ちなみに、使用しない時期は、上記の画像のように、付属の収納袋を被せて物置に保管しています。

ムッタ
ムッタ

そのまま保管すると埃がたまり、故障の原因になるので、専用の袋が付いているのはありがたかったです!

また、古い灯油を使うのは故障の原因になるので、長期間使わない場合、灯油は使い切るか、使わなかった分は抜いて廃棄するようにしましょう。

【アラジンストーブ】感想まとめ

この記事では、アラジンストーブは暖かくないのか?や実際にキャンプで使った感想をレビューしてきました。

感想をまとめると、

まとめ
  • アラジンストーブは暖かくない?
    →10畳程度の部屋の広さやテント内では十分暖かいが、他製品と比べ燃費が悪い!
  • 実際のキャンプで使った感想をレビュー
    →メリット:部品交換可能で一生使える、嫌な匂いがしない、お湯が沸かせる、加湿効果もある!
    →デメリット:一酸化炭素中毒の危険がある、燃費が悪い、メンテナンスに手間がかかる!
ムッタ
ムッタ

ほかのストーブと比べて燃費も悪く、手間もかかるけれど、そこもなんだか愛おしく思えてしまうのが、アラジンストーブ。

他にはない、ノスタルジーを感じるデザインと青い炎を眺めているととっても癒されますよ。

アラジンストーブの購入を検討している方の参考になれば幸いです♪

この記事を書いたライター紹介
モモコ
モモコ
キャンプ歴5年
関東在住の主婦キャンパーです。 庭にアウトドアリビングを作ったことがキッカケで、キャンプギアに魅せられ、キャンパーデビューしました。 今ではキャンプに行けない日が続くと禁断症状が出るほど、どっぷりキャンプ沼にハマっています。 主婦目線で「実際に行った関東近郊のキャンプ場」や「愛用キャンプギア」のレビューをお届けします♪
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